シルクロードの営業マンは全員、必ず関西のどこかのエリアは担当で受け持ちます。初めて営業になったときに担当したエリアは、だんじりエリア、大阪の南、岸和田、泉南でした。
このエリアを担当に指名されたとき、私の脳裏に浮かんだのは… マッスルな男気あふれるマッチョたちが、鉢巻を巻き、ふんどし一枚で、昼間から一升瓶片手に店内をウロウロして「お前も飲め!」といわれている光景でした(笑)。奈良県出身の小鹿さんのワタシは震えながら、「はじめまして」と入店した記憶があります。
で、結果は、
拍子抜けするほど優しくてイイ人たちばかり。イメージ、思い込み、ってのは怖いですね。
今日は、10年ほど前、私がかけだしの無能な営業マンだった頃に優しくこの業界について教えてくださったお店を久しぶりに訪問しました。
キャドカーズを知らない軽自動車のレース屋さんは居ないといっても良いほど、その高い技術力で全国的に有名です。
CAD CARSで有名ですが、シーエーディーに改名されました。
当社のK-CARの足回りのテストを過去快く引き受けてくださり、RMS-Kシリーズの産みの親となってくださったキャドカーズの石川社長。
特にL235用は絶品です!
http://silkroad-jp.com/html/pdf/rms-kcc_l235.pdf
もとは日産のメカだったはずです。HKSの金プロを自在に操り、高い技術力でK-CARのコンピューターに魔法をかけ、予想を超えたパワーに「もう札束をいくら積んでもイイや」、と思わせる(実際はリーズナブル)カリスマ社長ですゥゥゥゥゥゥゥゥゥ~ タイムアップにかける執念は尋常ではありません。
久しぶりに何かオモローアイデアもらおうっと、と到着すると、ダメだ、先客…。熱いヒトだから語っている様子を見ると100時間くらいかかりそうだったので、気付かれないように走って逃げました。一礼して退出しました。頭の中はとんでもない情報量で、話し出すとそれが洪水のようにあふれ出し、止まらないのだろうと思います。一日中、ずっと何かしていて、手が止まっていない恐ろしい体力の持ち主。
そしてもう一軒はDR30スカイラインの聖地、JENESISさん。敷地内は常にDR30だらけ。現在のネオ旧車ブームになる、ずっと昔からDR30一筋。
店舗内はハードパーツがずらりですが、カウンターはオシャレなカフェのようです。
結構、外人さんの来店に出くわすこともあります。
DR30の純正パーツはとんでもない量のようです。
ピッカピッカのDR30がレストア中。エンジンルーム内も全部ピッカピッカ。
まったく妥協の無いつくり。
時間がかかるんでしょうね、いつも作業待ちのクルマがたくさん…
最近、急速に増えつつある問い合わせが、
フェアレディZ Z31 レパード F31 シーマ Y31
だそうです。これらにも、豊富な知識と部品で対応されています。
S130、S12、R32などにも対応されており、日産ネオ旧車全般の心強い味方です。
新出社長は、180cm身長のある私よりも大きく、かつがっちりした体形。野球好きで、子どもの頃からプロを目指すくらいで、だんじりにも当然がっつり参加しています、が、その風貌からは想像つかないのが、なんと…
「すぐに人見知りしちゃうこと」
です(爆笑)。
CAD CARSさんもそうですが、カリスマショップの社長のイメージって、それこそ思い込みですが、エラそうなヒトなんじゃないかと思ってしまいガチですが、両者ともほんとにフレンドリーで、お客さんのクルマの対応なんて、”そこまでやらなくても…” ”そんな丁寧にしてもわかってもらえないですって…” ってこちらが思うほどのことをやってしまうヒトたちです。本当に仕事が親切で、丁寧です。その上で、どうすればお客さんの負担が減るかをトータルで考えてくれています。
もし、友人がどこかお店を紹介してほしい、といわれれば、ゼッタイに紹介しても恥ずかしくないといえます。業界の裏を見てしまうのが営業マンですが、確実に自信を持っておススメ出来ます。
ただ、これらのお店には特に秋口行くときは、必ず「だんじり情報」を入手してから行ってください。一度、その時期に行って、大渋滞に巻き込まれました。危険です。