直噴エンジンのインジェクターは要注意! by ASNU TOKYO 実はFT86も

「最近のクルマ、直噴エンジンが結構多くて、そのインジェクターが汚れやすくて不調を起こすことがあるって知ってます?」

by 吉田社長@ASNU TOKYO

http://www.asnu.tokyo/index.html

イヤ、知らないッス。直噴エンジンのインジェクターなんてあんまりオイラの人生に関係ないッス。

「何いってんの!前回営業で乗ってたトヨタヴォクシー、あれ、直噴です。年式的にそろそろかなって」

え!?そうなの!!??

「三菱が有名なイメージですが、最近のトヨタクラウン、日産ノートなどの人気車種や、ミニバンにも多数採用されています。ホンダ、マツダの国産メーカーに加え、BMW、ベンツなどの欧州車でも多い。D-4Sと呼ばれる直噴と通常インジェクターの混合タイプはトヨタやレクサスが多用しており、FT86もそうなんです」

おお~、確かに1気筒に2本。ってことは8本もインジェクターが装着されているんだ。なんて贅沢なエンジン。

「↑これが一般的な、ポート噴射タイプ。燃焼室の外にあるインジェクターがガソリンを放出し、空気と混ぜた混合液を燃焼室に送り、点火されて爆発」

「そしてこれ↑が問題の直噴タイプ。インジェクターの先っぽが燃焼室に入っていて、直接、燃焼室内部にガソリンを噴射。」

あ~、だから”直噴”なんだ、知らなかった…

「燃焼効率が良くなり、パワーが上がり、燃費が向上。いいこと尽くめですが、爆発している燃焼室内部にインジェクターの先端があるため、常に高温やスラッジにさらされ、大きなダメージを受けやすい」

「上が通常タイプ。下の燃焼室に届くように先っぽが長くなっているのが直噴用の特徴。」

「一概にはいえませんが、数万キロでかなりダメージを受けていることが多い。結果、パワーダウン、燃費の悪化につながります」

「洗浄すると体感できるほど変わる場合が多いのはやはり直噴エンジンですね」

「ただ、直噴エンジンのインジェクターは正常かどうかのテストが難しいタイプ。当社の試験機はちゃんとGDI対応になっているものですが、対応していない機械では試験ができません」

「↑これがGDIの噴射テストです。GDI対応していないテスト機器だと、目に見えない非常に細かい粒子になり、パターンの確認ができません。対応している機械なら特殊なパルス(周波数)で噴射パターンをチェック出来るようになります。洗浄よりも、洗浄後のテストが重要ですからね」

「この↑動画をみていただければわかりますが、左端のパターンがオカシイことがわかります。洗浄後、こういう問題が発生していたことを確認せずに装着するのは悲劇です。洗浄は正確なテストがなければ無意味。うちではちゃんとレポートを添付します。」

吉田社長は機械オタク。

チリひとつ無い、美しい作業室の機械は、訪問するたびに新しいものが追加されたり、レイアウトが変わっていたり… 作業しているより、機械セッティングやメンテしている時間のほうが長いかも。

すべての工具と機器がピカピカで手入れが行き届いています。

商談室もピカピカ。カフェみたいです。

毎度ながら大変勉強になりました。

ASNU東京 インジェクタークリーニングの名医 (ASNU TOKYO INJECTOR CLEANING)

クルマはエンジンの爆発を回転に転換して走行します。その爆発に重要なのはガソリンと空気、そして点火するプラグ。

プラグを定期的に交換したり、番手の高いものに変えるヒトは多い。けれど、同じくらい重要な役割を果たす空気とガソリンを送り込むインジェクターが汚れていたのなら、本末転倒。空気とガソリンの混合のバランスが崩れると一気にパワーも燃費も悪化するのですから。

「そうなんです、インジェクターもパワーや燃費に影響するんです。その発想を元に、こういう対応もしています。左がR35GTRのインジェクター。細かい穴が開いていて、性能が良いんです。右は過去の日産のエンジン用」

「こうやってアダプターを装着すれば、新型のインジェクターを旧い車で使えるようになるんです。コンピューター側でのセッティングは必要ですが、オモシロい効果を生み出します」

これ、¥¥¥のにおいがする~(笑)

誰もが知っている地名、東京都杉並区の閑静な住宅街の一角にあるASNU TOKYOさん。

さて、ここからはASNU TOKYO 荻窪グルメ会の始まり。(え?まだ明るいゾ、何時だって?)

会長、今日はどこの店をパトロールでしょうか?

荻窪周辺はほんとに色んな店がたくさんある、サラリーマン天国。

今日のパトロール物件、なるとキッチン荻窪店。

https://www.naruto-kitchen.com/shop_ogikubo.html

新規開拓はいつもワクワク。

どんなにツライ事があっても、この瞬間は幸せになれます。

頼んでびっくりしたのは、この看板メニュー「若鶏半身揚げ」¥920!デカイ!

どうやって分けてたべようか…と悩んでいると…

店員さんかテキパキとあっという間に解体。説明しながらなので、ショーみたいでした。

ちゃんと解体方法も書いてありましたが、やってもらうのが幸せ。

あまりのうまさに、メニューにあるもの片っ端から頼んでいたら、机がまっ茶色に(笑)。

この顔、当たりだってことだな。近々リピートするゾ(翌日、たまらなくなって食べに行ったそうです)

実はもう1人、合流するはずですが… こない…

近所のチェーン店の居酒屋で待つこと数十分。

大阪市のBESPOKE社代表の上田さん。ワタシと同じく関西が主の営業マン。以前は走行会のイベントでお世話になりました。

クルマは文化! スズキアリーナ須磨サーキットミーティング

なぜ関東にいるかは秘密主義でおしえてくれませんが、

「コンクリートジャングルで身も心も栄養失調です」

と悲痛な心の叫びを察知し、お誘いしました。気持ちはわかります。一週間程度の出張でも、ぼっちメシが続くと辛いもんです。

3ヶ月滞在だそうで、キツイでしょう。今日はしっかり点滴していってください。乾杯。

職人気質の吉田社長とワタシは引きこもり系のヒト嫌い。その二人に溶け込める上田さんはさすが元大手企業の営業マン。吉田社長とはサッカーという共通項で意気投合。そのうち、吉田社長の地元サッカーチームに、上田さんも混ざっているでしょう。

吉田社長とシルクロードには奇妙なご縁がありますし、初対面の上田さんと吉田さんにも共通の知人や会社がありました。世間は狭い。そしてクルマ業界も狭い。「袖振り合うも多生の縁」という言葉が心に沁みる今日この頃。

カッコイイ事を書いてますが、この日も半分記憶が無いまま、大都会で電車に乗ってホテルに戻りました。翌朝、携帯、財布、鍵を無くさずに目覚めた事を神に感謝し、おもらししてなかったことに安堵し、次の営業先へGO!