S402M ローダウンキット(ライトエース/タウンエース)

S402Mライトエース、タウンエースの開発が進行中。

開発車両は、当ブログお馴染みの3UPさん@所沢。ありがとうございます。

働くクルマだから仕方ないのですが、ノーマル車高の残念感が凄い…

試作品のローダウンキット装着で雰囲気が洗練。

野暮ったいリアビューも…

この通り!

適度な車高なので、「改造車」的雰囲気はありません。

こうやって改めてみると、エグイ車高。

こちらはリア。

ダウンキット装着で指4本弱まで落とせました。約45~50mmダウン。

フロントもリアに劣らず酷い車高。

働くクルマの宿命でしょうね。

ダウンキットで指3本半。約40mmダウン。

ライトエースは車中泊をゆったりこなせるサイズでありながら、立体駐車場もOKなボディに1.5Lエンジンが搭載。仕事はもちろん、シティからレジャーまでこなせる万能性の高さと維持費の安さが魅力的なクルマ。

その魅力をフル活用するために、実用性のある車高を狙いました。

もちろん、当社が ”ただ車高を下げる” だけのキットを開発するわけがありません。

切れ味の良い爽快なドライビングフィールが伴って当然。

つまり、今回の命題は、運転が快適に愉しくなるローダウンキット。

フロントは、純正ショックアブソーバーを再利用した純正(改)車高調。

アッパーマウント、ショックアブソーバーは純正ですが、車高の微調整は可能。

純正の乗り心地の不快さの8割はリアと断定。

バンプラバーをローダウンタイプに変更。発売中のサクシード、プロボックス用がそのままボルトオン。

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/footwork/footwork_bumpr

クルマを提供してくださっている3UPさんは足回りフェチ。

「ライトエース購入後3日でカットしました。乗ってられませんでした」とのこと。

リアショックアブソーバーも問題を抱えている可能性があります。

減衰力を計測。

予想通り、結果は「問題あり」。

KYBさまでOEM製造してもらっているエッセレース用ショックを加工装着したら入れたら激変!

ほんの少しショートストロークになっているので、当社のダウンスプリングとベストマッチ!

http://www.silkroad-jp.com/home/portfolio-2/suspension/sus_s321-race

ハイゼットカーゴ同様、オプション用としての単品販売は予定しています。

でも、ダウンキットには含められない。お手軽価格ではなくなってしまうからです。

このどうしようもない純正リアショックに、ある魔法をかける準備を開始。

これが魔法の正体。結果報告をお楽しみに。

ラテラルロッド S402M ライトエース/タウンエース 

ローダウン時の必須アイテム、ラテラルロッドはすでに販売中。

 

え?「なぜリフトアップキットを優先しないのか?」

確かに最近、リフトアップキットづくしですが、当社はリフトアップキット専門メーカーではありません。そのクルマ毎に、何が必要か、何が求められているか、ということを考えて開発しています。

悪く言えば、行き当たりばったり。ノリです(笑)

リフトアップキットが大人気だからこそ、ローダウンキットも手を抜いてはいけない。

最近、気になっていたのはこの20年、「全長調整式車高調 or ダウンサス」の2択であったこと。

ダウンサスはコストと装着のお手軽さのメリットがあり、昔からポピュラーな手法。

ただし、純正ショックアブソーバーの長さのままで、スプリングを遊ばせずに車高を下げるためには、スプリングが柔らかくなります。となると、底付きが発生しやすくなるし、コーナリング性能はスポイルされます。

もう一つの選択肢、全長調整式車高調にはダウンサスとは相反するメリット、デメリット。

車高、減衰力、プリロードを任意で設定でき、セッティング自由度が高い。サーキットでは必須パーツ。

ただし、高機能ゆえに繊細な面も。レース界では一戦ごとにオーバーホールするケースもあるほどで、手入れには一定の手間とコストが必要。放置すれば異音、劣化や不調の原因に繋がる可能性も。

ちょっとネガティブな説明になりましたが、当社も両方を製造販売しており、素晴らしいパーツ。

ただ最近、「通勤メインで、時々レジャーに行く程度。車高調までは必要ないけれど、スプリング交換じゃちょっと物足りない」という声が増えてきました。今回、その声に応える第3の選択肢を開発します。

ご期待ください。

社員の一人が大人気のご当地ナンバー「飛鳥」をゲットしていました。

攻めたデザインで話題になったナンバー。大人気「乃木坂46」とゆかりがあるという噂もあって、ネットで話題になったヤツです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8925aa18a381ac478263a30e1695723f2df6a2e

当社が営業してる、田原本町とその周辺の橿原市、高取町、明日香村、三宅町)で、ご当地ナンバーの申し込み数は日本一の座を争うほどだそうです。

発起人である「飛鳥ナンバー協議会」のメンバーの一人、森町長。

昔、地元の会議所メンバーで仲良くさせていただきました。まさか町長になって、ご当地ナンバー推進してくれて、それが日本で一番人気になるなんて、鼻高々です。(ええ、ワタシは何も関係していません)。

2019年始動 友情出演 by 森町長

 

ゴミの処理方法、学校の給食の無償化、道の駅の開発、災害時の対応、などを一つずつ丁寧にデザインし、実行し、一つの街を快適に過ごせるようにデザインして作り上げていく仕事が町長の役割。

当社は自動車パーツを作っていますが、町長は「街づくり」をしています。

共通して必要なのは創造力と根気。

全国を襲う洪水の恐怖の中、毎晩役場に待機し続けている彼のおかげで当社は安心して働けます。

そして負けてられない。当社はたくさんのユーザーに喜んでいただける製品をできるだけたくさん世に送り出し、税金をしっかりと納めることが使命。

はあ、でも個人的にはカネは無い… 

死ぬほど大切にしていたZ33を10年前にカネに変えてからは、愛車を買うカネが無い…

会社の営業車、ハイゼットカーゴちゃんだけが頼りなのに、この数ヶ月、フェンダー開発で長期不在。

他の営業マンのクルマを日々お借りしながら何とか過ごしています(汗)

アフターパーツ業界で働く人はみんな派手なスポーツカーやミニバンやデモカー乗っていると思っているでしょ?

実は愛車なんか無くて、代車や営業車を乗っているヒトが多いのは、業界アルアル(笑)

4件のコメント

  1. いつも楽しみに拝見させて頂いております。
    ジムニーJB23用のローダウン車高調の販売予定はいつ頃になりますでしょうか?
    ローダウン車高調の開発記事を読み、先走ってJB23を購入しました(笑)
    登録すると、乗りたい衝動を抑えられなくなるので、まだ登録してません(笑)
    素晴らしい車高調ができるのを、埼玉より首を長くして待ってますので、宜しくお願いいたします。
    今度、埼玉に出張に来たら、東松山名物の焼き鳥も食べてみてください。
    辛味噌で食べるカシラの焼き鳥、ビールが進みますよ。

    1. オバタさま

      坂戸から熊谷に抜けるときに通過してます!
      今、調べてみて愕然!
      日本7大焼き鳥の一角じゃないですか!
      しかも大好物の辛みそで、「やきとり」というのは、豚のかしらのことなんですね。ほほ肉大好き。

      ヤバイものを教えてくださってありがとうございます。
      埼玉出張にいったら、絶対に訪問してレポートします!

      画像をみただけのチョイスですが、「まろん」さんと「とくのや」さんが好みっぽいです。
      やべー、涎…

      あ、すいません(汗)
      JB23のことを忘れるところでした。
      ローダウンキット、最終サンプルは完成済みで、テスト車両待ちなんです。
      ジムニーは、23、64ともに異常な人気で、いつも借りているAUTO FACTORYさまも、デモカーがひっぱりだこで、全然空かない。

      2年前からJAWS山本@久留米(7大焼き鳥タウンの1つ)で、ドリフト車両でテストを続けており、基本的にはスプリント、ドリフト、快速通勤で使えるレベルであることは確認済みです。
      ただ、足回りで監修いただいている3UP@所沢と、ジムニーオーナーからは減衰力の伸び側をもっと粘るようにアップして欲しいとリクエストされております。
      その減衰力の品が完成しているので、あとはテストです。

      できれば年内になんとか狙っております。

      JB23は、64よりもシャコタンが似合いますね。
      お待たせいたしますが、よろしくお願いします。

      埼玉県は、妙に落ち着くんです。
      奈良県と少し共通部分があるからかもしれません。
      特に、海が無く、となりに東京、大阪という都市があること。
      歴史的に有名な史跡が多いのに、京都、神奈川がド派手にアピールする後ろで、ひっそり地味。

      社長さんの輩出数も低いらしく、人を押しのけてまで頑張らない、マイペースで控えめな県民性まで似ているように思います。

      すいません、クルマのことよりもやきとりのほうが気になってしまって。
      当面、出張は自粛中ですが、次回訪問時は絶対にブログにレポートしちゃいます。楽しみです。

  2. ハイゼットカーゴ用のダウンキット+ショックも是非ともお願い致します。
    スタビライザーが販売されたらフル装備したいです。
    できたらクルーズターボMT用のコンピューターも販売されたら嬉しいです。

    1. フジタさま

      メッセージありがとうございます。

      ダウンキット、製作予定にはいっております。
      ご安心ください。ただ、現在、フェンダーを制作中で、クルマが戻ってきて開発スタートできるのは、9月くらいになりそうです。

      スタビライザーはなんとかお盆までには販売開始できそうな雰囲気です。

      CPUは製作可能です。
      依頼先のPAL様からOKは出ております。
      ただ、当社にはターボ車が無いので、実際にどれだけ変わったかということを体感した上での販売が出来ません。
      数値上ではわかるのですが…

      これについてはいつになるかは今のところご報告できそうになく、申し訳ないです。

      開発中、もしくはまだ開発していない商品をリクエストいただき、とても嬉しいです。
      開発にも気合が入ります!

      今後ともよろしくお願いいたします!

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