JB64ジムニー MONROEサムライショック /2~3インチキット開発開始

2020年末、最高のニュース!

「ジムニー用のサムライショック、完成しましたよ!」

嬉しい情報とともに来社くださったのは、イチネンMTMのMr.N氏。

2インチ用で、JB64専用として開発されたショックアブソーバー。

サムライ専用に独自開発したリフトアップスプリングも発売開始。

「発売直後なのですが、すでに在庫が残り僅かです。すいません」

あわててテスト用を即注文。

2年半近く、この日を待ち続けていました。

JB64新型Jimny × MONROE SAMURAI × CANUS テスト車両に遭遇!

お取引先のキャナスさんで、このショックアブソーバーのテスト開発を目撃。

この瞬間、2~3インチのハイリフトキットは、モンローサムライベースと決めていました。

早速、キャナスさんに電話。ようやく完成したんですね!

「確かに当初は関わったんだけど、モンローさんの事情で製造国(工場)とテスターが変更になったんだよ」

その際にタイムラグが発生。テスターも変更になったそうです。

「モンローさんの開発力は高いし、テスターも素晴らしい先を探されたとお聞きしている。楽しみだよ」

当社もモンローさん(テネコオートモーティブジャパン)の製品について良く存じています。

1990年後半から、ミニバン用エアサス部分を提供していただいておりました。

「当時、いくら納品しても生産が追いつかないほど販売されたと聞いています」

と、キャナスさんで偶然お会いした開発者の方から「先輩からそんな話を聞いた」と教えてもらいました。

20年以上前にミニバンのローダウンでお世話になり、今回はジムニーのリフトアップ。

時代の変化を感じます。

JB64ジムニー ショック延長ブラケット 意匠登録完了

 

発売中のリフトアップキットは、1~1.5インチ。

普段の運転が快適になるコンセプト。

JB64を購入する層の多くが、一般道がメインであるというマーケティング結果。

けれど、いずれ2~3インチ以上を望む声を予感していました。

JAWS山本さんでもオリジナル2.5インチキットが人気になりつつあるそうです。

ハイリフトを利用する人たちの主戦場は一般道ではなく、本格的な悪路の可能性が高い。

サーキットと同様、悪路も特殊環境。特殊な減衰力が必要。

アブソーバーの専門メーカーが開発費、時間、熱意を費やしたものを利用するのが最適。

ハイリフトになればなるほど、駆動系、アーム系、アライメントへの狂いや負担が増加します。

当社としては極力、そういう部分の補正パーツをセットする方向で計画。

すでにエアロキングハブホース、ABSセンサー、ブレーキホースは対応済み。

クロスメンバーもオフセットキットが完成済み。

他にもアーム類が必要であれば、対応予定。

検査時に必要な構造変更事前申請書類まで取得も視野に入れています。

ジムニーのサスペンション開発となると、本当は師匠に相談したい…

関根師匠@4×4IMPS。

関西から関東となるとそう簡単に移動できない時期。

こういう時、本当にコロナに対してイラッとします。

モンローサムライは、ジムニー天国で発表。

反響が大きく、非常に売れているそうです。

やはり2インチ以上のリフトアップを待っていたヒトが多かったという証。

サムライってネーミングがいい。

30年近く前、アメリカでの学生時代。

友人によく乗せてもらっていたクルマがSAMURAIでした。

クルマに詳しくなかったので、JEEPの一種だと思っていました。

「このクルマ、ひっくり返るから気をつけろよ、HAHAHAHA」

アメリカンジョークはほんとツマンネエと思っていたら、実は訴訟問題になっていたとか。

最近になって、アメリカ版のジムニーがSAMURAIだったと知りました。

イチネンMTMの当社担当N氏は、同じ営業マンとは思えぬほど、超優秀

豊富な商品知識、対応の速さ、的確な判断力、素晴らしく切れるのに常に謙虚。

そもそも営業マンって職業が凄いと思っています。

会社という城から武器弾薬である商品を片手に、日本各地、時には飛び込み営業でアタック。

断られたときのつらさに耐え…クレーム対応の苦しさに耐え…

納期を追い込まれ…ノルマに追い込まれ…

上司の理不尽な命令を受け入れ…

製造側、会社側、取引先との板ばさみ… 自腹という名の切腹もしばしば…

ワタシたち営業マンは、現代版サムライ。

サボったり、特定のお店で時間つぶししている、なんて揶揄される職種(まあ、一部事実ですが)。

コロナで営業活動が抑制される今、営業マンの仕事はモノ売り以上であったと再認識しています。

新商品開発のための情報収集、新たな取引先を発掘し、ネットワークを構築する。

このまま営業活動を抑え続けると、いずれ悪影響が顕著になるでしょう。

冬至も過ぎ、これからは日が長くなっていきます。

2021年、桜の季節には、大手を振って営業に出られることを願うばかり。

本日、東京の感染者数800オーバーはさすがに不安がぬぐえない。

冬至といえば、平日の早朝自転車トレーニング(ダイエット)は、日の出時刻が遅いため休止中。

週末の奈良公園往復50~70kmのみ。

その代わりに自転車通勤を開始。

折りたたみ自転車はタイヤ径が極小。

三輪車を漕いでる感覚… 全然進みません…

往復たった6キロが、奈良公園往復より遠く感じる…

でも、現代版サムライは、営業活動再開という戦場を想定し、日々鍛錬にいそしむのでござる。

でも、腹が減っては戦は出来ぬのでござる。