発売時期が遅れているSR20DETインジェクターキット。
最終調整@3UP。
試作品は問題ありませんでしたが、量産品にも最終チェックが必要。
三上さん@3upが提言してくださり、確認もしてもらっています。
こちらの青いインジェクターは、550ccのトップフィードタイプ。
俗にいうR35純正タイプ。
こちらのシルバーのトップフィード式インジェクターは900cc。
廃盤のうわさが出ているニスモ強化タイプの代替も余裕で対応できる性能。
3UPさんから届いた取付け画像。
その中には設計者の吉田さんの姿。
「気になる部分があって相談したら、日曜日なのに飛んできてくれたんです」
当ブログにも良く出演していただいているNAR代表@杉並区。
ASNU東京というブランドも運営されています。
インジェクターの洗浄やオーバーホールが得意分野。
40年近く前に当社に在籍していた営業マンが都内でレーシングショップを開業。
そこでメカニックをされていた吉田さん。
人間の縁というのはどこでどう繋がるかわからないモノ。
なお、今回動画組み立て図も完成させていただきました。
コレはわかりやすい。
取付けテストの結果はばっちりでした。
少し気になる部分はすでに修正中。
いよいよ発売にむけて最終段階。
上記記事にて、価格や性能についての詳細を記載しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
ここから先は商品開発とは関係ありませんので、無理に読まなくて大丈夫です。
この数日大きな話題となっている、国会議員による銀座徘徊のニュース、触れずにはおれません。
奈良県出身の田野瀬君とは面識があります。
そして今回の件については弁解の余地は無いでしょう。
非常に落胆。
ふと学生時代の講義のONE DOLLOAR MAN(1ドル男)の話を思い出しました。
アメリカでは有事の際、自発的に現れる各分野のエキスパートたち。
国難を憂い1ドルの給料で働くから、ONE DOLLAR MAN。
「じゃあ無料でいいじゃん」
それだとボランティアになってしまう。あえて1ドルを受け取る、そこに矜持を感じます。

日本ではほとんど馴染みの無いこの事例。
実は一人、実践していたヒトが居たことを上記ブログで拝見し、感動しました。
国鉄時代の第5代総裁、石田礼助。
当時の国鉄といえば国営企業であり、「持たせ切り」や「接待ゴルフ」の悪名高かった時代。
それを大改革した人物。

荒っぽい時代で、初代総帥はなぞの轢死。
利権や汚職にまみれ、お役所体質のどうにもならない組織の改革を可能にしたのは1ドル男の精神。
「公職は奉仕すべきもの、したがって総裁報酬は返上する」
私利私欲の無い人間ほど怖いものは無い。
まさにソレを地でいった人。
ちなみにアメリカ駐在時に1ドル男の存在を知って刺激を受けたそうです。

台湾をコロナ渦から護ったオードリー・タンさんも、まさにその現代版と言えるでしょう。
彼を知った後に、「地位」「カネ」「オンナ」に振り回される国会議員を見ると、100年前から進歩していないと思ってしまう。
今回の一件も、首相や二階氏などのトップだって会食はしていました。
「オレたちは違う」とばかり、部下だけトカゲのシッポ切りなんて時代錯誤。
国の仕事で「飯を喰おう」とする政治屋=センセイ諸兄。
コロナ渦の有事に求められているのは彼らでは無く、ONE DOLLAR MAN。
偉そうなことを書いてますが、ヒト様の前にでる資格すら無いワタシ。
死んだほうがマシ、なんてことは数え切れないくらいあった恥だらけの人生。
でも、人間は失敗から色んなことを学び成長します。
平均寿命80歳オーバーの時代。
40代なんてまだまだ若造。
社会人となればどんな職業であっても、前を向いて歩くしかない。
失敗して死にたい位のときでも、仕事をし、前を向いて歩くしかない。
その失敗の積み重ねがいつか誰かの役に立つ日が来ると思うのです。
お𠮟りを受けるかもしれませんが、ワタシは期待しています。素顔の彼を知る人間の一人として。