諸事情で見学を見送った東京オートサロン
代わりにB級グルメ同好会のシュピーゲルへんみ部長からレポート画像をいただきました
シュピーゲルさまの出店車両はスズキエブリイ
ではなくEveny(エブニイ)=Every + Jimny
リヤテールがJB64ジムニーに換装されているからなのですね
度肝を抜く単発コンセプトカーではなく、キット購入でユーザーが再現できるモデルを出展
パーツ単体でも購入可能
実用性が高い軽バンにジムニーのテイストを融合させたのはさすが軽パーツメーカー
ヨンヨンジーよしたくさんも参戦していたんだ
私も合流して、久しぶりに三人でバカ話をしたかった
今回、一番気になっていたダイハツブース
軽のカスタムベースといえば長年スズキが圧倒的でした
けれど最近のダイハツは勢いがすごい
特にハイゼット3兄弟とトラック
こんなものまで東京オートサロンに登場していたんですね
スポーツカー”しかなかった”時代からの変化を感じさせられます
対照的に数年前まで圧倒的だったローダウンミニバンはかなり少なくなっていた模様
新型クラウンはセダンの新たな方向性を示したと思っています
アルファードにクラウンが食われてしまったのは実用面
高年齢層のユーザーにとってツラい低い車高ゆえの乗り降りを改善しつつ、SUVの「若作り感」にも配慮
新生クラウンから透けて見えるのは”実用性”が今後のキーファクターであること
実用性とは真逆となるスポーツカーも、復権の勢いを感じさせられました
一時期話題となった「若者のクルマ離れ」
ところがSNS映えやアニメの影響でそうともいえなくなりつつあるという情報
20歳の成人対象のアンケートでは、一部スポーツカー(FT86?)では20代が最多の購買層との事
また同世代の免許取得率も2021年の約51%に対し、直近では61%まで増加したそうです
スポーツカー復権の障害は新車、旧車ともにうなぎ上りの車両価格
人気中古車の海外流出も問題ですが、新型Zなど新車スポーツカーの供給不足、受注停止も頭痛の種
コロナ禍で密を回避できる手段として注目されたパーソナルスペースとしての”クルマ”
今年の春には2類から5類への移行検討が発表されたことがどう影響するか気になるところ
アフターパーツ業界の今後10年を占うのがこの2023年になる予感
来年の50周年を控え、当社もこれからの10年の方針を打ち出すにおいて重要な年
そう考えれば今年のオートサロンは見学すべきでした
が…
年初から重要案件が山積
アトレーやプロボックスなど一部の貨物車用パーツに需要が集中
納期短縮についての対処が直下の課題
また以前よりリクエストが急増していたハイゼットトラックのフェンダーも重要案件
急ピッチでマスターサンプルを制作していただいたのですが、提携工場の職人さまからびっくり発言
「正直、コレではあまり良い製品にならないと感じたので、ゼロからやり直します」
フロントはサイズ変更、リアは形状そのものを変えることに
こちらも打ち合わせが当面続きます
そして50周年を迎えるにあたって社屋の修復
㈱シルクロード、㈱セクションともに20年前後が経過し外装にダメージ蓄積
連日、確認や打ち合わせが必要
お金はかかりますが60周年、70周年を見据えるならば絶対に必要な工事
日本のモータリゼーション元年1964年の10年後に起業されたシルクロード
小さな会社ながら、モータリゼーションとともに歩んできたという自負を持っています
なので「今年は何が流行りなのか」では商品開発はいたしません
それはすでに生み出された需要に追随し振り回されることになるからです
これからの日本社会の変化を見据え、その中でクルマが担う役割を想像する
そして、そこで必要とされるものを具現化するよう努力しています
などと偉そうなことを言ってますが、私、自分のクルマがありません (-_-;)
仕事では営業車ハイゼットカーゴに乗っていますが、個人所有は自転車のみ…
最後の愛車Z33は十数年前に維持費がきつくなり売却
あ、もう一台ありました
自分の足 (>_<)
体調が良ければ20キロ圏内には2時間以内に到着できます…
若者のクルマ離れを憂いている場合じゃなかった
私がクルマ離れしてました
先行き不透明な2023年にあって、貧乏ヒマなしだけは確定