プロサク 補強パーツ / 台湾のお葬式参列

以前から強く必要性を感じていたプロボックス/サクシード用の補強パーツ

https://www.kawaiworks.com/

カワイ製作所さまにて対応していただけることになりました

「ピラーバー、タワーバー、フロア関連の補強バーと牽引フックはほぼ網羅する予定」

商用車だって、いや商用車だからこそ補強パーツは重要

仕事で長距離移動したり高速道路を走ることが多いクルマ

毎日乗るケースも多い

だからこそボディの緩み、歪みが走行時のストレスとなりやすい

「シートレールもフルバケ用を追加設定しておいた」

レカロシートに対しては車検時の強度証明書も発行可能

今回はNCP5#系のパーツを開発していただきました

現行NCP160系はクルマが手配でき次第、改めて依頼予定

プロボックス/サクシード各種パーツ開発から約4年

当初はヒットするとは全く思っていませんでした

単純に長年営業車として使っていたから、という理由で始めた企画

リフトアップキットは製造が一時期追いつかないほどの人気に

昨年4月に発売開始したオーバーフェンダーも空前のヒット

現代版のマークIIバンだと考えれば納得できる結果

走り良し、見た目良し、しかも遊びにも仕事にもつかえる

取材 K MAGAZINE S500p ハイゼットトラック

こちらも当社では人気車種であるハイゼットトラック

現代版サニトラと位置付けてパーツ開発を続けてきました

働くクルマたちはアウトドアブームだから人気なのではない

昔から続く立派な人気ジャンルでした

もちろんコロナによる社会的価値観の変化が大きな後押しとなったのは確か

当社もカワイ製作所からもどんどんラインナップ追加されますのでご期待ください

さて、そんなカワイ製作所の会長や当社にとって25年来の友人だった陳さん

前回、台北にお見舞いに向かったその日に他界されてしまわれました

なので今回は葬儀参列

ところが事前に見たネット情報のせいで悲しみより不安で胸がいっぱい

「儀式が12時間続く」「膝を何度も地面につくのでジーンズがベスト」

「ミニスカートのブラスバンド演奏」??????

実際に参列したところ、ほぼ日本と同じでした

(地方では独特の慣習が一部残っているそうでそれは日本も同じ)

いずれにしても海外での参列の緊張で良い意味で悲しむ暇がありませんでした

前夜には陳さんにいつも連れて行ってもらっていたラウンジへ

当社と同じ名前のシルクロードさんにも20年近くお世話になっています

陳さんがコロナ前に入れたボトルを弔いのために飲み干してきました

得意の演歌を歌い、隣で微笑んで飲んでいるはずの陳さんが居ない

今回の旅で最も喪失感が強かった瞬間

奇しくも私の誕生日

翌日がお葬式なのが陳さん最後の配慮に感じられました

もちろんこれからも戻ってくるという意味でニューボトルを入れてもらいました

そんな陳さんは死後も当社のことを守ってくれていることに気づかされました

息子さんが会社と業務内容を全て引き継ぎ継続するこが確定

仕事内容が引き継がれていただけじゃない

私達の好きなお店や好物まで全部伝えてくれていたのです

大好物の台湾炒飯をよそってくれる作法までそっくり

私達の誕生日まで申し伝えされていました

自分でさえ誕生日であることを忘れるくらいなのに…

息子のYujaさんからは高級ポロシャツ

事務員のJanetさんからはドリフトできるアルファードのラジコン

25年続いた関係がこれからも続けることが確認できとても嬉しい

当社も来年で50周年

普段当たり前に思っている人付き合い、会社関係の大切さを痛感しています

支えられているからこそやってこれたのだと

そんなことを考えているとあっという間に着陸

日本に戻ってきたといやでも痛感する瞬間

几帳面な日本の地上職員さんたちのスーツケース配置

色まで配慮して並べられている光景に海外の人たちは感激するそうです

「日本人らしさ」を象徴する一コマ

陳さんも最後まで「陳さんらしさ」を貫かれました

昭和の良き時代の日本人のような優しさ、真面目さ、温かさ

ちょっとおせっかいが過ぎるところと、ちょっぴり頑固なところ

そしてどんなことがあっても最後まで絶対に責任を取ろうとする姿勢と気迫

「陳さん」というワードだけでこれらが瞬時に浮かびます

当社も50周年を目前に「シルクロードらしさ」を改めて問うべき時期

お客様から、お取引先さまからどうイメージされてきたのか

何を期待されているのか

自分自身を客観的に知ることが最も大切であり、最も困難なこと

陳さんとの出会いと別れから教えられたことを糧にさらに邁進してまいります