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「良くできとるな!びっくりしたわ!」
と、カワイ製作所の川居相談役。先日、お借りしていたJB64ジムニーにテスト装着させていただいたリフトアップキットのことです。
「旧型からかなり洗練されたとはいえ、本格的オフロード車なので、普段乗りするには脚が柔らかすぎたんやけど、組んでもらったテスト品でかなり変わったわ。乗りやすくなった!」
とりあえず、無茶せず、2cmアップ程度ですが、調整幅はマックス1.5インチ程度(4cm程度)あります。
バネの中にちらりと見えているシルバーの物体が、当社のリフトアップキットの定番の調整式スペーサー。
これはクロスビー(XBEE)のキット用ですが、このネジアダプターを純正スプリングの間に入れます。ジムニーの場合は前後4つともこのスペーサー。
メジャーである、長いスプリングでのリフトアップとの違いは、高さを調整できること。好みに応じて前後バランスもとれますし、左右の車高調整も出来ます。純正スプリングをそのまま使うので、乗り心地は純正クオリティ。
それだけではありません。川居相談役が体感したシャキッと効果も、このスペーサー式ならでは。当社はハスラー、クロスビー、キャリー、ハイゼット、エブリなどでこのスペーサー式を設定したところ、お客様から、
「純正スプリングなのに、乗り味が変わった。コーナーのふらつきが納まった。体感レートが上がったような感じがする」
とおっしゃっていただき、ワタシ自身も体感しています。当社の開発担当者からは、
「理論上、計算上、そんなことは起きないはず」…
と言われています。専門家のいうことは正しいのでしょうけれど、私やお客様が体感していることも事実。
あくまで、素人の個人的な見解ですが、レースで定番の直巻きスプリングは、等間隔でスプリングが巻いてあるので、バネレートが基本的にリニアで発生します。ところが、純正に多い、不等ピッチでまかれたスプリングは、低速域では柔らかくなるように設計されています。スペーサーを入れることで、初期の柔らかい部分がキャンセルされることが、体感的なキビキビ感を生んでいると思っています。
このスプリングスペーサーキットは、定価¥39,000あたりでの販売予定です。まず、お手軽にリフトアップを体感していただくための、STAGE1という位置づけ。はじめに、リフトアップキットをスペーサー式にすることを提案してくれたのは、シュピーゲルのヘンミ部長。
最初はその方法を拒否しました。純正スプリングを圧縮するなんて、セオリーとしてよくない!と思ったモンです。やってみないとわからないですね、実際にやってみれば、体感する乗り心地がよくなったんですから。
STAGE2としては、当社のショックキットも予定しています。KYB製の当社のオリジナルの減衰力設定のものです。14段調整式。レース界出身でもある川居相談役の感想は、
「一番柔らかいところで、ノーマル程度。現在7段目でシャキッとして気持ちがいい感じや。14段は普段乗りにはムリ(笑)。それにしても、さすがKYBのOEMショックやな。シルクロードのムチャブリに応えてなのか、よく、ここまで上下で減衰の幅が出せるもんや。オールマイティーに使えそうやな」
当社は変態な会社、なおかつ協力ショップさんも変態。ジムニーであってもレースできる程度の減衰力の用意はしておかなきゃね!
STAGE2とは別に、純正ショックの延長ブラケットも準備中です。ハスラー用が大変好評。
オリジナルのKYBショックはもちろんおススメですが、1本あたりの予定価格は¥20,000ほどなので、コストを落としたい、と言う人向けに、純正ショックのこのアダプターを開発中。ただし、今回は、ちょっと変わったものを予定中。
これで2cmアップ程度。マックスアゲの4cmの写真が無くてザンネンですが、個人的には4cmもあがったら十分なような感じです。ブレーキホースなどもすべてノーマルのままでOK。継続検査時の車検も考慮して、無難な車高を狙いました。
JAWS山本さんではすでに3インチアップ済み。現在、ウワサになっているリフトアップした際のある部品の干渉については、対策方法は判明しています。その対策パーツも開発予定中。
「上げもいいけど、僕はやっぱり下げたい!」
JAWS山本さんを筆頭に、そんな声も多数上がっています!当社は当然やらせていただきたい!だって、商売抜きに楽しそう!
ということで、はやければ来月にはリフトアップキットの販売スタートです。これ以外にも、ラテラルロッド、光軸調整ステーなども完成しつつあり、随時ご紹介させていただきます!