JB64 新型ジムニー、リフトアップが大人気メニューですが、乗り心地への影響を気にされる方もおられることでしょう。
リフトアップもローダウン同様、スプリングの長さを変化させるので、上下方向いずれかのストロークが不足します。20~30mmなら影響は少ないですが、40mmクラスになると、純正ショックはストロークが不足。
伸びたスプリングに追従する形で、ショックアブソーバーにゲタを履かせて伸ばすと、ストローク不足が解消。これがショック延長ブラケットで、リフトアップ業界ではメジャーな対策方法。
当社製のこの延長ブラケットこそが、今回の主役。(PDFが開きます↓)
http://silkroad-jp.com/application/files/9615/6280/7707/JB64W_v2.pdf
JB64はスペース上の問題と、ブッシュの向きのこだわりで複雑な形状になりました。取付方向を90度回転させたものでよければ、シンプルな形状でコストを抑えられましたが、ブッシュへの負担、耐久性を考慮した結果がこの形状。
ブッシュを止めるボルトが同じ向きであることが、その証。
この拘った作りを守るため、意匠登録を出願いたしました。
「ショックアブソーバー延長ブラケット」
として無事、認定。ただし、「正式にはカネを納付してからな!」と注意書きもついてました(笑)。
以前からこういった権利を取得しているのは、他社さまを攻撃するためではなく、自衛のため。商品をコピーし、特許庁に出願されると、後出しでも、商品販売を停止させられる事もあり、事実、そんなケースが最近ありました。(同業社としては悲しいお話)
約40mmアップ。ここを基本マックスにしているのは、乗り心地や純正ショックのストロークなどの理由。
また、車検の基準に対し、安全に通過するマージンを考慮しての事。装備品や装着方法、色んな条件が車検にはからみますから、気になる方は最寄の検査場に相談されるのがベスト。当社としては、極力トラブルが無い範囲を狙っています。
気になる価格などは以下記事をご参照ください。
なお、延長ブラケット装着の際には、車高アップ量に関わらず、以下の対策パーツが必須となります。
http://silkroad-jp.com/application/files/9615/6280/7707/JB64W_v2.pdf
延長ブラケット1台分(4個)と、延長エアロッキングハブホース2本、ABSセンサーブラケットが1つ。全てをセットした定価が¥26,800(税別)。
それと、キノクニエンタープラズさんで特注制作していただく、延長ブレーキホース、定価¥14,800(税別)を装着すれば安心。キノクニさんの工場内で圧力損失テストまでしていただけるので、非常に安心なMADE IN 和歌山製となります。
25mmくらいまでのリフトアップなら、延長ブラケットは必要無い場面が大半ですが、40mmくらいにり、段差で、突き上げ感がヒドイ時におススメのキットです。
レースカーは、車高を下げていくにあたって、サスペンションアーム類を中心にジオメトリーと呼ばれるタイヤの位置とストローク関係を対策しています。リフトアップだって同じ事。
対策さえわかっていれば恐れることはありません。
ただし、一定範囲を超えたローダウンやリフトアップをするならば、対策すべき箇所と費用が比例して増えます。怠れば、乗り心地の悪化、耐久性の低下、ヒドイ場合は事故につながります。
度を超えたくなるのも人情(笑)なんですけどね、特に若いときは。
さて、新作アイテム、まだまだ溜まっておりますので、ドンドン紹介していきます!