純正ゴムアッパーマウント対応リフトアップキット N-VAN/DA17/S500p/NCP16#/etc

工場長が魔法のアイテムを発明してくれました。

リフトアップ用アッパーマウント。

現在開発中のN-VAN同様、近年、アッパーマウントがスチール製ではなくゴムの塊になっている車種が増加。

このタイプはピロアッパーにすることができません。

車高を上げるためには長いリフトアップスプリングを入れるか、バネを圧縮して車高上げるしかありません。

この手法ではリフトアップできる高さに限界があります。

新たに開発したのは純正ゴムマウントと置き換えるマウント。

キャンバー調整も可能になり、スペーサーによる車高の微調整も可能。

センター部はピロではなくゴム式なので音の問題も安心。

純正スプリングはそのままで圧縮もかからないので、乗り心地はまんま純正。

アッパーマウント丸ごと交換というのは車高調で長年使われてきた方式であり、強度面でも安心。

車種によりますが、装着すれば35~40mm以上車高があがります。

積層スペーサーでさらにアップすることもできます。

これから各車種毎の確認作業に入ります。

現在のところ、メイン部分はホンダ、日産、トヨタ、ダイハツ、スズキ、すべて共通。

ステーだけ車種ごとに開発するだけですし、すでにデータが半分以上そろっています。

まずはN-VANから開始。

開発車両N-VANの隣に見慣れぬN-ONEが来社。

来社していたのは現J’S RACING社長の村上さん。

1年ぶりにお会いしました。

「近所に用事があったので寄りました。シルクさん、一度も訪問したことなかったので」

えっっ!?

取引初めて30年、マジですか…

新型N-ONEはターボマニュアル車のRS。

世界のJ’Sさんがどんな味付けをされるのかすごく興味があります。

そう考えていたら村上さんからびっくりする発言。

「リフトアップキット、N-ONE用作ってくださいよ。面白そう」

さすがJ’Sさん、アンテナ受信力が高い。

実はアニキエンヂニアリングさんから車両をお借りしてN-ONEをリフトアップする予定なのです。

アニキさんはリフトアップスプリングでアップするそうですが、当社は独自の手法。

昔は関西にJ’Sアリ!でしたが、今は世界のJ’S。

アメリカでも代理店が多数。

長いお取引先であることを誇りに思わされます。

それにしても、リフトアップブームの勢いを感じずにはおれません。

レース専門ショップさんまでもが興味を持つレベル。

去年の6月、コロナで何もすることが無く、暇すぎて始めたジョギング。

ほとんど走れなかった私が、イーカスタムさんにロードバイクをもらいドはまり。

冬になって乗らなくなった時に”デッキバン”さんからファットバイクを教えてもらいました。

50万…無理…

と思っていったん忘れていました。

自動車メーカーのJEEPがお手頃価格で販売しているのを知って飛びつきました。

乗ってびっくり、超楽しい!

ロードには全くかないませんが、普通に時速30km以上出る。

しかもロードでは走れない場所、転倒しやすい雨の舗装路もへっちゃら。

コロナそのものは厄介ですが、おかげで気づけたことが多い。

モノとヒトが溢れる便利な大都会に対して、不便で退屈な場所だと思っていた自然の魅力を知りました。

コロナが収束したからといって、コロナ前の自分に戻らない確信があります。

コロナ過でキャンピング、車中箔、レジャーの楽しさを知ったヒトも同じでしょう。

クルマもそうです。

サーキットで欧州勢に日本の力を見せてくれたハコスカの誕生により、レースに熱狂する人々を生み出しました。

それがサーキットだけでなく、ラリー、ダートラ、ゼロヨン、最高速、ジムカーナに派生。

最後にドリフトが誕生し、それぞれのジャンルは縮小しながらも固定ファンを持っています。

結果的に、モータースポーツの選択肢が豊富になりました。

20年以上、一世風靡してきたミニバンローダウンブーム。

今まで通り楽しむヒトはいますが、ジャンル規模は収縮。

替わりに現れたのがSUV、リフトアップブーム。

どちらのジャンルも共存することで、ユーザー選択肢が豊富になり、結果、日本の自動車文化を豊かに。

まさか当社がハイエースに携わることになるとは、数年前まで予想だにしていませんでした。

そして予想できないことほど楽しいことはありません。

さて!

今日は待ちに待った鬼滅の刃「無限列車編」!

うぉー待ちきれない!

そうなんです、アウトドア派にはなりましたが、人嫌いオタクであることは捨ててません。

二刀流っす。