最新情報はコチラ！
昨日、当社の業務より正式発表されました、新型ジムニーJB64用リフトアップキット！
http://silkroad-jp.com/portfolio-2/suspension/project-liftup
ステージ1 リフトアップスペーサーです。純正スプリングの上側に入れるだけ。リフトアップスプリングにはできない、前後バランスの調整が可能。また、ショック、サス共に純正なので、乗り心地もノーマルに準じます。
定価￥３８，０００（税別）。もちろん一台分です。
MAXで約40ミリ（約1.5インチ）あがります。継続検査においては非常に安心なリフトアップ量。ココから先がダメ、というわけではありませんが、当社としては無難なところを狙っています。
40mmマックス上げはこのように迫力がありますが、純正ショックのストロークがギリギリになり、大きな段差などでは突き上げ感が発生する可能性があります。おすすめは20~25mmアップ程度。このキットの良いところは、乗り心地も車高も前後バランスも、ご自身のお好みで設定していただけること。時にはハードに、時にはソフトに。
JB64は純正のフェンダーデザインのおかげで、ノーマルでも車高が上がって見えます。40mmもあげれば、ワタシの大きいコブシが2つ位はいります。
なお、一つ、注意があります。上級者はこのキットを見て、「長いショック入れるか、延長アダプターを使えばなお、いいじゃん！」となりますが、その場合は問題が発生します。ショックが長くなると、ブレーキホースが届かなくなります。その他２箇所対策してあげる部分が発生します。当社で対応品は準備中。
これも、キット単体なら問題ありませんが、ショックを長くするとプロペラシャフトが追加メンバーに接触します。こちらについても対応品となるオフセットキットを現在制作中です。
なんだかややこしく感じますが、単純にステージ1だけを装着すれば40mmまでの合法リフトアップがお手軽に楽しめるということです。40mmで走行してみて、突き上げを感じるようであれば20～25mmあたりで調整してもらうといいですね。他の対策品も一切不要です。
ステージ2 リフトアップスペーサー＋KYBショックキット。
定価￥１１０，０００（税別）。
先ほどご紹介したステージ1でも十分良いのですが、ジムニーのショックは街乗りよりも、悪路を想定して減衰力が設定されているため、普段乗りが多い方にはコーナー時のふらつきに違和感や操作不安を覚える可能性があります。ラリー界でいうところのオフロードに対してグラベル（舗装）という言葉がありますが、まさにグラベル用のショックアブソーバーという位置づけ。長さは純正に近く、長くなりません。
ジムニー業界では過去あまり無かったタイプかもしれませんが、このオンロード用ともいえる減衰力のショックアブソーバーを最も気に入ってくださったのは、歴代ジムニーを乗り継ぐ、カワイ製作所のカワイ相談役。
「これは気に入ったゾ！進化したJB64といえど、悪路用のジムニー。一般道はやっぱり乗りづらい。さすがKYBさんやな。14段減衰力ダイヤルを少し変えるだけで、乗り心地が変化していく。1段目だとノーマルより柔らかいくらいで、14段目だとサーキットでもいけそうなハードさ。そして7段目。ボクはこれが一番気に入ったよ。もう最高や。毎日の通勤路が快適になっただけでなく、楽しい！」
ステージ3 ラテラルロッド一台分も組み込んだお手軽リフトアップフルキット。
定価￥１３８，０００（税別）。
ラテラルロッドは構造上、車高の上げ下げどちらにも必須アイテム。この価格はネットで見ると高額な部類に入るかもしれませんが、当社は過去AE86などのレース用のラテラルロッドも製作した実績上、強度には最新の注意を払っています。純正よりも太くなって強度も上がっています。なによりすべてがオールジャパンのフルキットなので、安心してご使用いただけます。
先日装着インプレッション動画を撮影しました。
ジムニー初心者ですし、なおかつクルママニアが多いシルクロードの社員の中で唯一、競技経験の無いワタシのインプレッションです。
なので厳しく突っ込まないでくださいね。
リフトアップスプリングが豊富に選択できるジムニー。特に山登りやトライアルにおいてはストローク量が多く、なおかつレートが柔らかくできるメリットは大。けれど、当社は、レースパーツや競技部品とは別に、俗に言う「ストリート（一般道向け）」用パーツを豊富に対応してきました。普段乗り、日常性を向上させたり、安全性を高めたり、愉しくするパーツも必要だと思い、このスペーサー式を提案させていただきました。
何より、単純に、自動車メーカーが莫大な予算を費やして開発した純正ショックやスプリングを利用しない手はありません。
もちろん、ハードなトライアルレースに出場する、ヒルクライムに挑戦する、といった用途であれば、ジムニー専門店様が各種用意されているリフトアップサスや、サスペンションキットの選択は重要。大切なことは、どの走行シーンに重きを置くかということになります。
ドリフト車両にはドリフト専用サスペンションを入れるのと同じ。
目的に応じたサスペンションの選択が最善。車高が低ければ凄いとか、有名ブランドの高額なものが良いとか、「〇〇がNo1」といったレッテルは強烈なインパクトがあり、わかりやすく、アピールしやすい。でも、他人の意見やメディア、流行などに振り回されたパーツ選択ほど不幸なものは無いと思っています。
ジムニーユーザーの中にはきっと、「車高をそこまで上げなくてもいいんだけど…」「街乗りで快適になるものが欲しいんだけど…」といった方もおられると思うのです。ノーマルジムニーの尖ったオフロード性能のほんの少し削るだけで、一般道の快適性が向上するこの1.5インチアップキットは、そんな方を意識してのものです。
さらには、車高をあげるだけでなく、下げるものもあってもいい。お客様の選択肢を増やすことで、定番スタイルだけでなく、十人十色の自由なカスタムやレースを楽しめるようになって欲しいという想いを抱きながら、今回のキットを開発いたしました。
昔、FF車に乗ったら、「FRじゃなきゃスポーツカージャ無い」って言われたことがあるんです。なぜ、自分のお金で、自分の時間で楽しむはずのカーライフまで、学生が校則に縛られるように、イチイチ指導されなきゃいけないんでしょう。バカバカしい。
ちょっと愚痴がすぎました（笑）。
シルクロードは「より速く、より安全に」＋より楽しく！
当社は、ハスラー、ハイゼット、キャリー、エブリー、クロスビーといったクルマのリフトアップを、基本このスペーサー式で開発してきました。メリットはやはり純正の部品を流用することにあります。音鳴り、ゴツゴツ感などの不快な要素をできるだけ抑えるには純正流用が一番だからです。
ただし、当初、純正スプリングを圧縮し、ボディ位置が変わってしまうこの手法には、開発陣からは不満の声もありました。理論的には決して良く無い方法だと言うのです。なので、実際に開発した車両を、クルマの構造や部品に詳しく無い、素人に近い私がユーザー視線で何度もテスト車両に乗ってみたところ…
「むしろノーマルより乗り心地がよくなっている！フワフワでコーナーで踏ん張れず、おっとっとっと、となる部分がかなり消されていて、基本はノーマルの乗り心地なのに、程よいスポーティーな固さとコーナリング性能の向上をしている！」
そうブログに書いたところ、ジムニーの老舗、実際にご自身で足廻りを開発されているIMPS様からもご指摘をいただきました。
当社の開発担当者と同じく、
「ありえない、その手法で乗り心地が改善というのは。デメリットのほうが多いはず」
クルマの構造を理解していない私は、それでもウソではなく、本当に乗り心地がよくなったと伝えました。本当に素晴らしい柔軟な社長で、純正スプリングは上下まっすぐの動きではなく、バナナのように湾曲にたわみながら動くので、スペーサーをいれて圧縮することで、バネが直巻きスプリングに近い、上下運動に変わることで、スポーティーさを体感するのだろう、と教えてくださりました。私もその説明で、自分が体感できたことを説明できるようになり、感謝です。いや、本物のプロって凄いわ。「小学生でもわかる説明ができるヒトが本物」という言葉を聞いたことがありますが、まさにそれ。
さて、これで終りジャ無いですよ。当社は、ローダウン、ドリフト車高調も開発中なんです！
JAWS山本さんにて装着テスト中のジムニー用全長調整式車高調！今回、JAWS山本のドリフト大会にて、2度目のテストを兼ねた挑戦がありました。
いい動きでした！ジムニーもドリフトちゃんとできるんです！当社の作った試作品を、JAWSさんで装着してもらったのですが、ちょうどJAWSさんが新店舗引っ越しで、セッティング調整できなかったので、急遽、三上さんに調整してもらったところ、さらにパワーアップ！
そして、それを見た三上さんもウズウズを抑えきれず、とうとう練習走行にクルマをお借りして参加。いい動きしています！ただ、JAWS山本さんも3UP三上さんも、リアショックの減衰の変更を希望しているあたり、さすが両社ともにその道のプロって感じです。それにしても、見ていてとても楽しい！車高が低いジムニーがカッコイイのもありますし、大きいので迫力あるんです。
当社は、ジムニーに関わりだしたのがこの5年程度ですが、サスペンション、足廻りについてはラリーダートラ時代の44年前の創業期から続けてきており、そのノウハウはジムニーでも十分通用すると自負しています。そして、最前線で戦うショップ様から色んな情報やデータ、アイデアをいただきながら、新型ジムニーにも、いろんな形のサスペンションパーツを提供させていただきます。
コチラもぜひ！